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建築家が家をたてるなら 敷地選び編

前回までの投稿で、注文住宅は建てては行けないと言っているのかと
思われた方もいらっしゃるかもしれません。

確かに安易な戸建て注文住宅は家族が不幸になったり、
その延長で地球環境にも大きな影響を与えるので、オススメしません。

そうはいっても、私自身 建築の世界に身をおいているわけで、
注文住宅の設計を仕事しています。

そこで、私自身が家づくりを行う場合、
どのように計画をするか、自分自身で考えていきたいと思います。

土地はどこまで予算をかけるか

私が家づくりをするならば、現在

仕事場での事務所家賃 6万円/月
マンションの住宅ローン 8万円/月
マンションの管理費   1.5万円/月
合計 15.5万円の建物費用を支出しています。
マンションの売却費と残債の差し引き1500万円と想定して、
これが頭金と使えそうです。

今の月々の建物費用を20年、1.5%の住宅ローンを借りると
3000万円は借り入れが可能です。(返済が5年伸びますが・・・苦笑)

合計4500万円の予算が作れます。

諸経費を300万と考えると、土地を1200万円、住宅が3000万円。
DIYや建築業の特権を使っても、35坪くらいの建物。
うう、、やはり私のところにいらっしゃるお客様と同じ感じですね。
おそらく、プランややりたいことが増えて500万くらい
予算が増えることが、今からミエミエです。笑

土地を探す

これは現在、真面目な空想の話なので、妻には相談していません!笑

なので、私の土地探しの条件は以下。

・仕事を考えれば町中
・海の見えるところで暮らしてみたい
・森林に囲まれて暮らすのも捨てがたい
・ニュージランドで住みたい

最後も含めて、支離滅裂です。笑
とりあえず、それぞれ考えてみます。

町中で住む

これが一番、金銭的に難易度が高いと思ってましたが
調べてみると

いや、あるもんですね。
広島の皆実町で、1280万円。
ただし、車は入れない。
基本、道路ががついていないと、建設できないのですが
43条但し書きという条件で、建築が可能なようです。

43条但し書きは建築基準法以前からある町で、
4m以上の道路がついていない場合、法律上は建て替えが不可能ですが、
住民の権利を保証するためのものです。

デメリットとしてはこの物件のように売却時に安くなったり、
担保保証が少なく、見積もられることもあります。
最大な問題は車が入らないことでしょう。

ですが、実は私は現在車を持っておりません。

10km圏内は自転車、あとはシャアカーを使い移動しますので、
車を持っていないことに何一つ不自由を感じていません。

町中で駐車場を持ち、注文住宅を建てるのは
私にとっては贅沢なようです。

あとは町中ということもあり、周辺建物が気になるので、要注意です。

海のそばで住む

江田島 サンセットビーチで900万円の土地です。

ただし、建築条件付き土地とのことで、
私のような建築関係者にとっては一番メリットを活かせません。

休日は自転車をのり、気候のよいときは海でSUP、最高です。

都市圏から離れてしまい、仕事は不便になります。
しかし、これも業務的にはメール、電子申請など、時代が変わり、
なんとでもなりそうです。
ここは小さな会社の強みかもしれません。

もう一つ、自然を満喫するということはその脅威にも要注意です。
ハザードマップなどで、浸水予測を確認し、
基礎を高くする、台風対策も必要になります。

森林の中に住む

広島の別荘地、吉和です。
価格が90万円と破格!
スキースノーボードなどのウインタースポーツが好きな方にはよいかもです。

ただ、こういった物件はインフラ 電気、下水が整っていないことが多く、
別に予算が場合によっては2−300万円かかることがありそうです。

まずは町中を

この3つの土地の中では、一番はやくなくなりそうなのは、
町中の土地です。
とりあえず、見に行くことも重要です。
次回はその土地の状況を確認し、報告します。