Four Design

Simple Natural Design

しかし、最近は「見せかけの使いやすさ」で、
建材が選ばれ、作られています。
ワックスが不要と言われるフローリングは、
一度、傷がつくとベニヤ板が顔を出します。
鉛筆の5H同等のまるでガラスでおおられているので、
結露や静電気によるホコリの原因になります。
室外機
私が育った住まいは木造の長屋でした。
和室が今で言うリビングとして使い、
そこはもちろん、土壁と畳の部屋。
大阪の街中でしたが、40年前は当たり前だったと思います。
靴を脱いで素足で過ごし、
大きくない家に住む日本人にとって、
床や壁の素材はとても身近で大切です。
また、畳の大きさで考えられた日本建築は
バランスとリズムが小気味良く、
シンプルではあるが美しい佇まいになります。
今でも、京都へ日本建築の原点を探しに寺院を訪れます。
こうした自然素材で作られた和の空間で、
安らぎや落ち着きを感じるのは
あなたも同じではないでしょうか?
床傷
総合展示場で見かける大きく、豪華な建物を見てしまい、
建物本体より寿命の短い設備や広さにお金をかけてしまうと、
一番大事な建物の性能にお金をかけれなくなります。

こうした建物はたくさんのエアコン室外機がないと。
長く快適に過ごすことができなくなります。

もちろん、このエアコンの15年ごとの買い替えも
あなたが支払うことになります。
プレゼントデザインでは具体的なプランをご提示する前に
ゾーニング計画をお客様と一緒に考えます。
その際に注意することは一つ一つの部屋の関係を考え、
廊下などの無駄なスペースをできるだけ小さくし、
家をシンプルにコンパクトに計画します。
この計画手法で一番重要なのは窓の位置です。
コンパクトな部屋でも外に景色の広がりがあれば、
開放的な空間になります。
ゾーニング
シンプルな構造
シンプルな設計をすすめると、
建物の構造もシンプルになり、
地震や台風に強い骨組が、
無理なくコストを抑えて実現できます。

また、人が触れる場所の素材にもこだわります。
心地よさを感じる無垢のフローリングや、
暖かみを感じる漆喰などの自然素材を使います。
漆喰は割れなどの心配をされる方がいますが、
最近ではさまざまな工夫や進歩により、
割れにくい工法が確立されています。

これらは世界各地で大昔から使われ続けてきた素材です。
つまり、安心して使える人々に愛されてきた素材とも言えます。

こうして、ナチュラルな素材とシンプルなデザインにより、
飽きが来ない建築になり、あなたが帰るのが楽しみな家や、
行くのが楽しみなオフィスになるのです。

ナチュラルデザイン 広島

Passive Design

「心地よい場所」を想像してみます。
夏は風の通る木陰が気持ちよさそうですね。

冬は晴れた日の室内の窓辺は 暖かくてほっこりします。
猫は気持ちの良い場所をよく知っています 笑
パッシブデザインとはこのように太陽や風に素直に設計することをいいます。
夏は太陽の日差しをさえぎり、風をうまく通す
冬は窓からたくさんの日差しを室内に取り込む
もちろん、窓から見える風景も四季の移ろいを感じること
ができるので、とても大切です。

「心地の良い空間」はこのように太陽と風、風景がうまく
デザインされた場所です。
しかし近年、住宅を含め建築は少し様子が違います。

建築コストを抑えるために、
屋根(軒)の出幅はなく、
外壁に日陰などなく、
夏の日差しがまともにあたっています。
温暖化の影響もあるかもしれませんが、
最近の家はとても暑くなっています。
パッシブデザイン 広島
古民家
日本の少し古い家を見てみます。
軒の出がしっかり出ていて、
木陰のように日差しを遮っています。
そんなに影があったら、冬寒いのでは?
と思ってしまいますが、
日本は四季のある国です。
冬になれば、太陽の高さが低くなり、
軒がしっかりでていても、
日差しは室内に入ります。

最近では高気密高断熱などの性能を高らかに宣伝する会社も増えてきましたが、
その会社の建物が快適になるとは限らないので、注意が必要です。

一部の会社はこのパッシブデザインをしっかりせずに、
建物のすべての窓を日差しが入りにくい日射遮蔽型ガラスをつかい、
冬の日差しを取り入れようとしていません。
なぜなら、パッシブデザインを実践するには「敷地を読み解く」設計の力が必要だからです。
大手ハウスメーカーでは設計力には社内でも個人差があるため、
夏の暑さ対策として、日差しが入りにくい窓を標準としていて、
冬が寒くなる対策として、床暖房を標準にしています。

床暖房も否定はしませんが、設備機器はいつか壊れます。
壊れるものではなく、壊れないパッシブデザインや高気密高断熱をきちんと設計することで、
小さなエネルギーで暖かく涼しい空間に長く過ごすことができます。
プレゼントデザインではパッシブデザインを実現するために360°カメラ、太陽高度計測を行い、敷地の環境調査をします。
これにより、無償のエネルギーである太陽と風をうまくコントロールし、その上で高気密高断熱をして、
冬であれば太陽の日差しの熱は逃げないように設計します。
エネルギーは光熱費に影響しますので、「建てた後の費用」を抑えることにもなり、
あなたは高騰する光熱費に怯えるなく、安心して暮らすことができます。エネルギーは資源でもあります。
小さなエネルギーで成り立つ建築にすることにより、未来の子供たちに大切な資源を残すこともできるのです。

Financial Design

ファイナンシャルデザイン広島
「ファイナンシャルデザイン」

あなたが住宅の計画をはじめたときはファイナンシャルプランナー、
もしあなたが経営者で新しい事業のための建物を計画はじめれば、
税理士、そして金融機関の担当者に次のように相談されるでしょう。

「私は(私の会社は)いくら借りれるのか?」と。
彼らはもちろんお金の専門家なので、
あなたの収入や売上に対して、
いくらであれば無理なく返済できるとアドバイスをくれます。

しかし、返済金額だけを見て判断すると、
あなたの家庭や会社は破産するかもしれません!

なぜなら、建物のコストは建てた後にかかる費用の方が圧倒的に大切だからです。建てた後にかかる費用の代表的なものは下記になります。

1. メンテナンス費 2. 火災・地震などの保険費 3. 光熱費

なぜ、これらが大切なのかおわかりでしょうか?
ローンの返済は支払いには必ず期限がありますよね。
事業の融資であれば20年、住宅であれば35年など、
かならず支払いに終わりは来ますし、繰上げ返済をして、
利息負担を減らすことも可能です。

しかし、メンテナンス費・保険料・光熱費に関しては、
「その建物がある限り」一生払い続けないといけません。
建物の外装材は素材によって耐用年数が違うため、
外装材によっては定期的に、大きなお金をかけてメンテナンスが必要です。

光熱費は東日本大震災以降、上昇し続けていますし、
近年、台風・土砂災害が多くなってきているので
そうした災害リスクをカバーする火災保険も建物に関わるお金です。

そしてまた、これらは専門分野が違います。

メンテナンス費 建築士
保険料 ファイナンシャルプランナー
光熱費 エネルギーの専門家

現在、建設業界は営業・設計・施工の分業制が主流で、
これらをトータルで提案できる人はとても少ない。
ましてや設計事務所の多くは建築=作品ととらえている人が多く、
建てた後の費用に興味をもっている建築家は皆無といってもよい状況です。

代表の川端は一級建築士、ファイナンシャルプランナー、
建築実務者に光熱費シミュレーションなどの講演を行うエネルギーの専門家です。
楽しく、愉快で、気持ちの良く、快適な空間を提案するのが、
私たちの仕事ですが、建てた後の費用に無理のない日常があってこそ、
この空間は成り立ちます。

帰るのが楽しみになる住宅、
仕事をするのが楽しくなる職場になるように、
私たちは、設計段階から、メンテナンス費・保険料・光熱費を含めた
資金計画でご提案します。
これではじめて、あなたは安心した生活を送ることができるのです。

Long Life Design

あなたがいくら安い住宅を建てたとしても、
それは1000万円以上もする、大きな買い物です。
大きな投資をしたわけですから、長く住みたいというのは
当然の気持ちだと思います。

長く住む住宅だからこそ、そのメンテナンス費用も気になりますし、
最近の大きな災害への備えも気になるところです。

まずは、実際の日本住宅の寿命を見てみましょう。

少し難しいグラフですが、住宅が建てられた後、
建て替えられるまでの推移を表しています。
住宅ローンの支払いが終わる35年後、
小規模住宅では半分の家が取り壊しをしています。

これをわかりやすくご説明すると、家を建てた半分の方が、
「住宅ローン」が終わったと同時に、
もう一度ローンを組まないといけないということです。
それは絶対に避けたいと思いませんか?
一生に2回ローコスト住宅を建てるより、
一生に1回、「長持ちする家」を建てたほうが圧倒的に安くなります。
では、「長持ちする家」を考えていきたいと思います。

災害に強い家
耐久性
簡単なメンテナンス

【災害に強い家】

毎年のように大きな災害が起きていますので、
家を建てるときに気になるところです。

熊本での震災のとき、耐震等級3という言葉が大きく取りざたされました。
耐震等級とは地震への強さの性能を表しています。
ロングライフデザイン広島
耐震等級1は建築基準法と同レベルで、
大地震が起きた際に逃げる時間があるレベルです。

つまり損傷によっては、建て替えることが必要になります。 耐震等級2は等級1の1.25倍の強さがあり、学校や病院と同レベル
耐震等級3は等級1の1.5倍で、消防署や警察署と同じレベルです。

つまり、災害があっても生活を続けていくためには 耐震等級2以上は必須になります。
プレゼントデザインでは耐震等級3を標準にしています。

【耐久性】
どんな工法であったとしても、建築材料には天敵がいます。

コンクリートは酸性雨や潮水
鉄骨は結露やサビ
木造はシロアリ

プレゼントデザインでは熱の通しやすさという観点から、
鉄骨は結露やサビのリスクが大きく、
「長く住み続ける」ことが難しいことから、
木造もしくは鉄筋コンクリート造をご提案します。

シロアリは北海道以外はどこにでも出てもおかしくなく、
被害が発見された場合は手遅れになっていることが多いので、
半永久的に効果があり、人体に影響がほぼない
無機物であるホウサン処理を標準にしています。

ホウサン団子で悪いイメージをお持ちの方がいますが、
毒性としては食塩と同じくらいで、
シロアリなどの小さな生物には効果はありますが、
人体には影響はほぼありません。

ちなみに、多くの会社が殺虫剤と同じ成分の防蟻剤を使っていますが、
人体に影響が大きく、5年ほどしか持ちませんので、
メリットは安いというだけになるの注意が必要です。

【簡単なメンテナンス】

構造躯体をどれだけ災害に強くつくり、シロアリに強くしても、
維持管理のメンテナンスにたくさんのお金が必要であれば、
結局、お金のかかる家になります。

特にお金がかかるのが、外壁や屋根などの外装材です。
これらは足場を設置しないと工事ができないので、
できるだけ長持ちする材料を使うことがおすすめです。

プレゼントデザインでは下記のような材料を使っています。

【屋根】
ガルバリウム鋼板SGL
通常のガルバリウム鋼板より20年寿命が長いと言われています
【瓦】
日本の瓦の耐用年数は60年以上友いわれています。
【外壁】
そとん壁:火山灰で作られた外壁材で、塗替えなども不要な長寿命な材料です。
板貼り:木材は経年変化を味わいとして捉えることができ、その意味では長寿命です。
焼き杉:木材の表面を焼き、防火性・耐久性も良い材料です。
金属壁:ガルバリウムで作られた壁材は屋根と同じく、長寿命な材料です。

このようにこだわり、長寿命な材料を採用すれば、
もちろん建物コストは高くなりますが、
「建てたあとの費用」が安くなり、
災害がきても、自立した生活を続けることができ、
安心と安全が担保され、楽しみながら暮らすことができるのです。

また本来、建物は一世代ごとに作り変えるものではありません。
欧米の建物寿命が100年と言われていますが、
日本も戦前は100年以上、いくつもの世代で建物を使ってきました。
もし、あなたが次世代にも使える建物を残せば、
あなたのお子さんやお孫さんは「家を作るための費用」を負担しなくて
よくなります。

自分たちの夢を叶えることをきっかけに家造りを行うこと当然ながら多いですが、
すこしだけ次の世代のことも考え、
フレキシブルに時代に対応できるよに計画することが、
あなただけではな次世代も含めた、
本当の意味のロングライフデザインになります。