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24年と2年 〜広島のっぽの設計事務所が見る未来〜

今日は1月17日、

阪神淡路大震災から24年とのことです。

私は大学3回生で、朝4時まで課題をやっていました。

ベッドに入って、すぐに大阪の実家は激しい揺れがおき、

父が必死に本棚を抑えていたのを覚えています。

地震がおさまり、睡魔に負けたあとに起きると、

テレビでは神戸が火の海となっている映像が流れてました。

そして、1年と3ヶ月後、その火災がひどかった

神戸市長田区の建設会社に就職。

地震後、一つ上の先輩はひたすら解体工事。

私達は更地になった場所にマンション建設をしました。

マンション建設後、もともとその場所にあった木造賃貸戸建てにすまれていた方の

引っ越しを手伝っていたとき、涙ながらに

「お兄ちゃん、ええもんつくってくれて、ありがとう。」

と言われました。

実は、私は震災後は建築の学生でありながら、

建築が人を潰した現場が怖くて、ボランティアなどにいけませんでした。

逃げ出した私が感謝を言われたことが、現在の私の原点です。

もう逃げないと決めて、東日本大震災後、省エネ普及に努めてます。

だからこそ、法人化を2年前の今日にしました。

原点を忘れず、建築に向き合いたいと思います。

省エネ性能だけではなく、耐震性能も当たり前に。