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おっさんの夏旅 白川郷編 〜広島のっぽの設計事務所が見る未来〜

全身筋肉痛の川端です。

その理由はまた後日。。

夏旅、私がもっとも楽しみにしていた訪問地の一つ 白川郷

全国的に有名な合掌造り集落ですが、

もともとは平家が戦に敗れて、たどり着いた地域ということで、

雪深い山間に集落があります。

そんなどん底の状態で、住み慣れないエリアで、

知恵と技術に溢れた合掌造りを作ったのが驚きです。

茅葺きの急傾斜の屋根は寒さと雪に対応するため。

囲炉裏の火から出る煙が木部、茅をいぶし、耐久性を上げる

釘を使っていない合掌造りは力を無駄なく、地面へと流し、耐震性も高い。

夏にも囲炉裏の火は消さず、上昇気流により、湿度を外へと排出する。

この地域ならではの、長期優良住宅だなーーとつくづく感心。。

もちろん、生活スタイルが大きく現代は変わっているので、

防火の観点も含めて、そのまま新築で合掌造りを建てるわけには行かないですが、

温故知新、古きから学ぶことはとても多いと思います。

 

白川郷までご案内いただいて、長瀬さんありがとうございました!