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急傾斜地特別警戒区域 〜広島のっぽの設計事務所が見る未来〜

昨日、消防団員として、

矢野の被災地に行ってきました。

かなり厳しい状況です。

現地には関西や、九州からレスキューがかけつけています。

関西ナンバーのレスキューの格好をした、窃盗団がいるなど流布されていますが、

現地では必死でみんな活動しています。

 

この地域の土砂災害マップを確認しました。

この地域のほとんどはいわゆるレッドゾーンの指定済特別警戒区域ではなく、

「指定前」の特別警戒区域でした。(上記写真のグレーのエリア)

この指定は災害ごとに強化されているので、

今回の豪雨災害で、この「指定前」のほとんどが

レッドゾーンとして指定されることになります。

現在は救助活動もおこなわれており、時期尚早なのは承知していますが、

年ごとの雨量の増加を考えると、今までの常識で「街づくり」を

考えてはいけない気がします。

このあたりの議論を、住民、行政、関連団体でしていかなければならないと感じます。