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益城町視察 〜広島のっぽの設計事務所が見る未来〜

慌ただしい日々が続いています。

実はお盆前に熊本地震で被害が大きかった益城町に行ってきました。

地震発生は4月なので、すでに4ヶ月が経っています。

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益城町の木山神社です。

構造部が崩壊し、屋根だけが鎮座しています。

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病院の駐車場の亀裂、活断層があったのでしょうか?

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鉄骨造の建物、キャンピングカーが建物を支えています。

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築浅の建物も崩壊しています。

今回の視察で、木造だけではなく、鉄骨造も崩壊しているので、

単純に構造体の種別ではなく、今まで地震が少ないとされてきた地域での

実務者の意識の低さが原因となった崩壊が多かったように感じます。

地震に関しては正しい知識をちゃんと持てば、大きな費用負担なく、(1件30万円程度)

健全な建物をつくることが可能です。

これらの問題は4号建築が招いた結果だといえます。

4号建築についての解説はこちらを

消費者の皆様は、耐震基準や省エネの推奨基準はあくまでも

最低基準だと認識してください。

場合によっては、耐震省エネともその最低基準を下回る建築が

現在の法律では作ることが可能です。

作り手任せではなく、正しい知識をもって家づくりをしてください。