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夏のエアコン 〜広島のっぽの設計事務所が見る未来〜

毎日酷暑が続きますね。

今日は徒歩で通勤だったのですが、

やはり、日陰を選んでしまいます。

 

先日、ラジオを聞いていると

エアコンをつけると室外機から熱風がでるので、

温暖化が進むのではとの話がありました。

私も昔はそう思っていました。。。

間違っていないのですが、少し違う。。

 

エアコンでかきだす熱も、もともと太陽から降り注ぐ熱なわけで、

家の中の熱を外に戻すことは、熱が移動しただけで、地球全体温度としては、あまり関係ありません。

建物を涼しくすることで、重要なのは日射を家の中にできるだけ入れないことです。

現在はローコストという名目で、庇が少ない家が増えています。

また、断熱性能が乏しい家も多い。

そうすると、建物にじゃんじゃん熱が入ってきて、外より熱くなっちゃいます。

庇などの日射遮蔽対策をして、熱ができるだけ入ってこないようにする。

そうすると少しの冷房で、家を冷やすことができます。

つまり、ちゃんと部屋の中を、日陰にすることが重要です。

 

地球の温暖化は、室外機が出される熱風よりも、

エアコンを動かすエネルギーに大きな関わりがあります。

電気をつくるときに、発電所で化石燃料を燃やしますが、

燃やした化石燃料すべてを電気に転換できているわけではありません。

これはドイツの火力発電所で写真ですが、

蒸気が煙突からでています。

化石燃料を燃やして、蒸気によりタービンをまわし、

電気をつくりますが、このように煙突からその残った蒸気がでていくわけです。

100の電気を家庭に届けるには270の化石燃料が必要で、

60%は空にすてていることになります。

日本は、海に捨てているので、蒸気が目立ちませんが

こちらのほうが、温暖化を促進させていることになります。

 

ここまでの酷暑になると、健康被害がでるので、エアコンをつけることは重要ですが、

まずは家に熱が入らない工夫、すだれ、屋根に断熱材を強くお勧めします。

 

テレビで日射遮蔽塗料が時々取り上げられていますが、

夏は外壁や、屋根が熱を持たないという一定の効果はありますが、

断熱材ではないので、冬の効果はほぼ0です。

 

きちんとした情報を得て、効果的な対策をしてください。