建築には長い名称が多いです。
その一つ、昨年年末から工務店さんからの依頼で、
「既存住宅の増築・改築に係る長期優良住宅認定制度」の申請サポートをしており、
ようやく昨日、技術審査を提出しました。
長期優良住宅については新築のイメージが強いですが、
日本では空き家が増え続けており、その住宅ストックを活用するための
制度整備が行われています。
その一環で、既存住宅の長期優良住宅認定制度というものが
2年前からはじまりました。
新築の長期優良住宅においての要件は
・耐震等級2以上
・断熱等性能を等級4
・劣化等級3
・その他に維持管理の容易性などがあります。
同じ条件を既存住宅に求めるのは厳しいので。
・耐震等級1以上、新耐震以上
・断熱等等級4または断熱等等級3+一次エネルギー等級4
・劣化等級3(修繕維持計画により将来施工はOK)
となっており、この長期優良住宅認定を取得すると最大で300万円補助されます。
しかし、なかなかの煩雑な申請です。
工務店さんも私も手探り状態。
審査機関でも初めての申請とのことで、審査も手探り状態。。(苦笑)
ですが、高性能な新築を使うことはもちろん重要ではありますが、
今ある住宅を活用していくこともとても重要です。
こういった仕事が増えることを願います。
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