すみません。しつこく、夏旅シリーズ
今回を含め、あと3回お付き合いください。
3日目朝は、高山の長瀬土建さんが作られた林道を見学しました。
日本の林業は衰退の一途と言われていますが、
長瀬さんは、山は必ず儲かると言われます。
その土台になっているのが、林道です。
一般的な林道はこんな感じ。
雨が降るとぬかるむ、陰気なイメージです。
ですが、長瀬さんが作る林道はこちら
日本の旧来の林道は山肌を降りてきた雨がそのまま、林道に流れ込み
林道の表面を雨が流れます。そして、林道がぬかるみ、崩れてしまいます。
長瀬さんがつくる林道は「屋根型」と言われ、林道に降った前は両サイドに流れます。
加えて、砕石を締め固めた林道なので、林道が崩壊しません。
側溝には水の勢い吸収すように水溜まりをつくり、山下へと流します。
旧来の林道は最初は安いですが、半永久的に林道の修理が必要で、
長瀬さんがつくる林道は、メンテナンスがほとどんどかからない道です。
これによって、お金にならない作業が減り、安全な林道で、
林業活動に専念できるというわけです。
この林道はドイツから長瀬さんが学んだものですが、
一度はドイツ人の言う通りにつくり、その後、日本の知恵を加えて、
改善を繰り返しています。
日本の誇りです!
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