お盆前はとても忙しかった私ですが、
いまはゆっくりと過ごしています。
そんな状況で気づいたことが、
今年の健康診断で高血圧と言われ、毎朝血圧をはかっているのですが、
忙しい時は高く、すこしゆっくりの今は低いことがわかりました。
仕事に比例して、血圧が変動する・・・
私の性格をよく表していると思います。。
さて、本題。
昨日、中小企業同友会のグループが私の事務所に来られ、
私がどんな仕事をしているかをお話をさせていただく機会をいただきました。
ざっくり私を表現すると「広島で省エネが得意な川端」って言う感じが
業界的には少し浸透しているのであろう?と思います。
もちろん、同友会のみなさんは省エネはもちろん建築の専門家もすくないので、
「省エネ」の話をすると
「太陽光発電」「風力発電」ですか?
と帰ってきます。
もちろん、何で電気をつくるのかはとても重要です。
いま流行の電気自動車も私はなにでその電気を作っているのかが重要と考えます。
ただし、私の仕事は発電ではなく、「建築」です。
その意味を少しご説明します。
ざっくりしたイメージですが、現在国が推進しているゼロ・エネルギー住宅は
家の中で使うエネルギーと太陽光発電で創ったエネルギーが同じ以上、
つまり相殺されてエネルギーが0になることをいいます。
この論理で行くと、ただ単純に太陽光パネルをたくさん屋根に乗せればいいことになります。
太陽光をのせるのは前述のとおり、私の仕事ではないので、
私は何をしているかというと、家の中で使うエネルギーを小さくする
つまり「省エネ」です。
ここで間違えてはいけないのが、電気を使うのを我慢するのではなく、
今の生活を維持しながら、エネルギーを減らすことです。
この省エネには経済性、健康性などに大きなメリットが生まれます。
それらは別の機会にして、今日は社会的な意義をご説明。
住宅の新築やリフォームにおいて無尽蔵に予算があるわけではありません。
そこで優先順位をつけて、予算を配分していくわけですが、
太陽光発電は「設備機器」です。寿命は20年。
一方、窓や断熱材は適切な施工を行えば、半永久的にその家の
快適性や経済性を守ってくれます。
つまり、サスティナブル(持続可能)な商品といえます。
断熱性をおろそか=家の省エネをおこなわずに
太陽光発電パネルを大量にのせ、エアコンを各部屋につけた
ゼロ・エネルギー住宅は20年毎に設備を入れ替える必要が生まれ
大量のゴミが発生します。
クリーンエネルギーで知られている太陽光パネルですが、
その廃棄処理方法はいまだ確立されていません。
それらを必要最低限にするために住まいの省エネは大切です。
最近ではサスティナブルな考えは住まいだけではなく、
ファッションでも取り入れらています。
使い捨てのファストファッションではなく
スローファッションといい、親から受け継いだ衣服を大切に使うことを指します。
日本の着物文化が良い例ですね。
着物のように住まいも次世代へ受け継がれる建築を残したいですね。
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