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話題の床下エアコン。本当に大丈夫? リスクをチェック!

 

高気密高断熱住宅の大きなメリットの一つが、

一台のエアコンで、

建物全体を冷暖房できる

ことです。

その代表の工法が

床下エアコン

ではないかと思います。

 

あなたも床下エアコンの魅力が気になり、

このブログにたどり着いたではないでしょうか?

 

確かに

 一台のエアコンで冷暖房ができる

それは理想ですよね。

でも、実は床下エアコンには

気をつけない事が結構あるのです。

 

せっかく建てた高気密高断熱住宅が

シックハウスにならないよう、

しっかり確認していきましょう。

床下エアコンのリスク1
メーカー保証なし

上記はルームエアコンの設置目安です。

 

据付高さは床面から

1.8〜2.3mが目安です!!

 

壁掛けエアコンは部屋の上部の設置し、

下方向に向けて温風や冷風を送るように

設計されています。

 

これに対し、床下エアコンは

吹き出し面から40センチ下の

コンクリート土間に向けて

空気を送ります。

 

 

メーカーの想定した使用方法ではなく

保証外になるので、

故障した場合は自己責任です!!

それを覚悟で選択する必要があります。

 

床下エアコンリスク2
地下水位が高い場所では熱損失が増える??

 

私が今住んでいる広島は

干拓により形成された街です。

日本は山と海で囲まれた国です。

広島のような街は全国どこにでもあります。

 

上記は広島市内の地盤データですが、

地下水位は1.2m程度になっています。

これは平均水位ですので、

雨天時はもちろん水位が上がります。

 

日本の省エネ基準では

 

「土は熱を通さない」

 

となっています。

 

そもそも、断熱材は

 

「乾燥した空気を閉じ込めている」

ことで断熱性能が担保されます。

 

土が熱を通さないということは、

地面の中が乾燥した

空気が含まれている

という前提なのですが、

地下水位が高い場所は

当然、地盤の水分量は多く

冷暖房の熱が奪われていきます。

 

よく言われる

「地熱の利用」

実はほとんど期待できません。

 

快適で省エネな手法のイメージがある

床下エアコンは建設地によっては

増エネルギーになるケースがあります。

床下エアコンリスク3 シロアリの薬が家の中に。。。

 

北海道以外ではシロアリがどこで出ても

おかしくないのが日本です。

 

そのため、建物を健康に保つため、

防蟻処理(シロアリ対策)が行われています。

 

安価な防蟻剤として、ピレスロイド系、ネオニコチノイド系が

よく使われていますが、

これは農薬で使われるものと同じです。

 

 

日本では諸外国に比べ、

農薬の使用量が多く問題となっています。

そんな中、床下エアコンで、床下から防蟻剤の成分が、

家の中に入ってくると、摂取量の制限を超える

可能性が高くなります。

 

特に家にいる時間が長い、

奥様やお子様の健康を

害する可能性があります!!

 

床下エアコンを選択する場合には

どのような防蟻防腐剤を使うかが重要ですが、

施工者によってはこのあたりの知識がない

ケースがあるので注意が必要です。

 

床下エアコンリスク3 床下を冷房してはだめ!!

 

物理の大原則で、

暖かい空気は上昇し、

冷たい空気は下降します。

 

床下エアコンは文字通りに床下に空気を送ります。

 

低い位置に空気を送るのに有効なのは

上昇する暖房です。

 

冷房はずっと沈んだままなので、

床下冷房をしても建物全体に

冷気が行くことはありません。

 

それどころか、冷房を床下に入れると

カビのリスクがあります。

 

基礎コンクリートは完全に乾くまで、

平均一日、約10Lの水が出ると言われています。

 

 

そんな空気環境の中に

冷えた空気を入れると、

 

 

はい、当然結露します。

 

そしてそんな結露した空気を循環させると

 

カビが発生します。

 

地下水位が高いエリアは

床下冷房は危険です。

 

つまり、

 

「床下エアコンは床下暖房」

 

であることを忘れないようにしてください。

 

つまり、夏冷房が必要な地域では、

冬用の床下エアコンと、

夏用のエアコン、2つの設備が必要である

ということになります。

小屋裏エアコン 冷房用は音に注意

前述通り、床下エアコンは暖房専用のため、

冷房用のエアコンはできるだけ

高い位置に設置することが有効です。

 

つまり住宅の2階、寝室のある場所ですね。

 

高気密高断熱住宅は外からの音が

あまり聞こえないため、

室内の音が気になる傾向があります。

 

また、機械的な設備で

空気を循環させる方式もありますが、

その機械の音も寝室から離すなど、

注意が必要です。

 

音や臭いの問題は、

人によっては敏感なものです。

 

このあたりは床下エアコンを

数多く手掛けている会社でも、

苦労している部分です。

 

冬暖かいのは当然で、

昨今の温暖化を考えると

衣服で調整する限界がある夏の暑さは

注意が必要です。

 

そこで、私から新たな提案をしたいと思います。

空調室の設置

床下エアコンの問題点をまとめると

下記になります。

 

1.メーカーの保証がない

2.地下水位が高いところは熱損失が増える

3.床下の防蟻剤によっては空気汚染になる

4.夏用、冬用エアコンが2台必要

5.寝室に近いエアコンは音がに注意

 

もちろん、これらの課題をクリアして、

床下エアコンに挑戦しつづけることも

一つですが、

その他方法も模索したいと考えました。

 

それが以下になります。

1.メーカーの保証があるエアコンの施工

2.熱損失のリスクがない場所にエアコンを設置

3.防蟻剤やカビのリスクが有る場所にエアコンはおかない

4.夏も冬も1台のエアコン

5.寝室からエアコンを離す

 

それが空調室のある住宅です。

2階のクローゼット、収納空間など、

寝室ではない場所にエアコンを設置し、

床下エアコンが持つリスクが

すべてなくなった空調方式です。

 

この空調方式の最大メリットは

 

「静けさ」

 

です。

 

静けさを言葉で伝えるのは

流石に無理があるので、

完成した住宅の動画をご準備しました。

 

先着5名様限定で、

空調システムの概念図

プレゼントします。

 

限定5名というのは、

実は次のアイデアがあるからです。

 

キーワードは

・給湯×暖房

・空気集熱×暖房

です。

 

こうした新しい情報は

先ほどの5名の方を中心に

情報をお届けしたいと思います。

 

積極的なお気持ちへのお礼です。笑

 

お早めにお申し込みください。

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