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栃木の師匠邸訪問 〜広島のっぽの設計事務所が見る未来〜

先週に引き続き、APWフォーラム講演のため、

昨日から栃木に来ています。

栃木には私の師匠がいます。

ご自身は師匠ではないといわれますが、なんと言われようが私の師匠です。

2011年、東日本大震災後、悶々としているときに師匠である吉田さんに出会いました。

Facebookもやっている人が少ない時期だったですが、吉田さんの活動に刺激を受け、

独立を決めた時に、吉田さんから「僕も会社を辞めるようにアドバイスをしようとしていた」と

自分の決断が間違いじゃないと背中を押されました。

そこから本日講演するきっかけとなった、日本エネルギーパス協会に私をつないでくれました。

吉田さんは、ボトムアップと他団体連携を意識して省エネ普及に取り組んでいます。

そこは本当に常々真似をしたいと思っているところで、間違いなく私の師匠です。

そしてその師匠のご自邸に昨日ご訪問させていただきました。

築11年のご自宅です。

吉田師匠のFacebook投稿を見ていると、どうやって飯を食っているのかと思いますが、

本業は木製サッシの輸入、販売です。

講演でもその話は全くされないのですが、昨日も、

「理解していない工務店には売らない」と断言。。。苦笑

2001年に福島から栃木に移りすみ、独立されている事務所です。

現在、滋賀県谷口工務店主催の木の家設計グランプリの課題は

「働く家」です。

イオニストという言葉ができるほど、店舗兼用住宅は減っていっていますが、

師匠の家は築11年で、モデルハウスでもあり、事務所でもあります。

省エネ性能でいうと、11年前ではかなりの高性能ですが、現在の家づくりからすると

型落ち感はあるかもしれません。(すみません、師匠。)

しかし、ここには多くの工務店や、家づくりを考えるお客様が来られ、

高性能住宅の本当の魅力は何かを伝えて来ています。

そういう意味でも省エネの聖地。

そして、省エネの観点だけだと、窓を外皮だけに捉えがちですが、

窓は建物の外観をつくり、景色を切り取り、豊かな暮らしを与えてくれます。

この切り取り方は、さすが、窓のプロ!

そして木製窓をこよなく愛す師匠は、

外にブラインドなどをつけることを良とせず、

なんと、画鋲で帆布を貼り、日射遮蔽!

木製サッシならではですが、これも師匠らしい。

 

私は省エネ普及を志している一人ですが、

実は省エネは建物性能も大切ですが、もっと大切なことがあります。

それは間違いなく「暮らし方」

男の子二人の子育てのため、佐野という地を選び、

情報過多で迷っている実務者や住まい手を自邸を使って導き、

そしてその父親の背中を子供達に見せ続ける師匠は、やはりすごい。

私はどちらかといえば、省エネに興味のない人にもいつのまにか省エネな暮らしを提供したいと考えていますが、

師匠は真っ向勝負。

価値観を共有できる人と、共に歩んでいます。

 

あーーー私も家が欲しい。。

 

師匠のホームページは以下です。

オストコーポーレーション北関東

北関東で省エネについて困ったら、

必ず助けてくれます。(あ、価値観があったら。)