費用と流れ

「設計事務所は高い」
——それ、間違いです。

設計料の分だけ高くなる、とよく言われます。けれど土地・建物・諸費用・そのあとの光熱費まで含めた総額で見ると、話は変わります。 真面目に働いて家を建てようとする人に、手が届く額で。それが前提です。

設計費

床面積で決めています

床面積1㎡あたり
33,000円(税込)

工事費には連動しません。キッチンや床材のグレードを上げても、設計費は変わりません。設計にかかる手間は、建物の大きさで決まるからです。 だから、高い設備をお勧めする理由が、私たちにはありません。

100㎡なら330万円。最低300万円です。

工務店やハウスメーカーに頼んでも、設計費はかかっています

工務店やハウスメーカーにも、間取りを考え、図面をつくる人がいます。見積書に「設計費」の行がなくても、「設計無料」とあっても、その費用は工事費の中に入っています。設計事務所に頼むと設計費が上乗せされる、のではありません。工事費の中に入っていて見えなかったものが、別の行になって見えるだけです。

もうひとつの違いは、第三者のチェックが入ることです。設計事務所は工事を請け負いません。だから、見積の金額が妥当か、図面のとおりに工事が進んでいるかを、建て主の側に立って確かめられます。設計と工事を同じ会社がすると、自分の仕事を自分で確かめることになり、このチェックが働きにくくなります。

設計費に含むもの
耐震等級3の構造計算/断熱等級6・7の設計/LCCシミュレーション(生涯住宅コスト)/パッシブデザインの敷地調査/実施設計一式(仕様書・平面詳細図・矩計図・展開図・家具図・構造図・エネルギー計算書・電気計画図・空調計画図)/見積の精査/工事監理

含まないもの
確認申請・設計性能評価などの申請手数料

建設費

実績の坪単価を、そのまま公開しています

建設費は、いま確定できません。資材価格が動き続けているからです。だから私たちは、これから建つ家の坪単価を約束する代わりに、すでに建てた家の坪単価を出しています。

施工床1坪あたり
106〜151万円(税込)

直近5件(2025年12月〜2026年7月の契約・見積)の実額です。中央値は132万円。想像の坪単価ではなく、実際に建てた家の見積と契約の額を、そのまま並べています。良い数字だけを選んではいません。

平屋にすると
+13%
準防火地域なら
+4%
防火地域なら
+5%

同じ広さ・同じ仕様で、条件だけを変えて計算した差です。平屋がいちばん効きます。屋根と基礎が、床面積あたりで倍になるからです。ただし平屋を選ぶ方は、二階建てより床面積を抑えることが多く、総額では逆に下がることもあります。このほか、道路使用許可やガードマンが要る敷地では、別に数十万円かかります。

この坪単価に含むもの
仮設・基礎・木工事・屋根・外装・断熱気密・内装・窓と建具・キッチンや浴室などの住宅設備・給排水・電気・照明換気扇・現場管理費

含まないもの
設計費/外構/太陽光発電/地盤改良/解体/擁壁/土地/登記・火災保険などの諸費用/家具・カーテン

※ 施工床とは、延床にロフトなどを加えた、実際に施工する面積です。同じ家でも延床で割ると数字が変わるので、基準を明記しています。

進め方

ご相談から、住みはじめるまで

住む人が変われば、心地よい窓の位置も変わります。だから提案の前にたくさん聞き、なぜそう設計したのかを必ず言葉にして返します。

施主が話し、設計者はノートに書きとめている。設計者はまだ図面を出していない。 01

聞く

暮らし方も、予算も、まだ迷っていることも。土地が決まっていなくてもかまいません。

広げた図面を設計者が指さして説明し、施主ふたりが身を乗り出して見ている。 02

理由ごと見せる

図面と一緒に、なぜこの形にしたかを説明します。納得できなければ、遠慮なく違うと言ってください。

模型と図面を囲んで、三人が赤ペンで書き込みをしている。まだ直している最中。 03

一緒に決める

分からないまま先へ進めません。決めたことを途中で変えてもかまいません。

  1. 無料相談・家づくりセミナー

    暮らし方も、予算も、まだ迷っていることも。土地が決まっていなくてもかまいません。むしろ土地を買う前に一度お話しできると、その土地でどんな家が建つかを一緒に確かめられます。

    無料
  2. ファイナンシャルプランのシミュレーション

    借りられる額ではなく、返せる額から始めます。教育費も、老後も、光熱費も並べたうえで、建物にいくら回せるかを一緒に決める。

    1万円
  3. 設計依頼・ファーストプレゼン

    敷地を読み、最初の提案をお出しします。土地からのお客様は、売買契約に立ち会います。

    お渡しするもの:パッシブデザイン敷地調査書/地盤診断書/プラン/模型/パース/資金計画書

    10万円(設計契約時に契約金へ充当)
  4. 設計契約・基本設計

    ここから設計契約です。図面と一緒に、なぜこの形にしたかを説明します。納得できなければ、遠慮なく違うと言ってください。

    お渡しするもの:配置図/平面図/立面図/断面図/燃費シミュレーション/概算見積書

  5. 実施設計

    工事に必要な図面を、すべて描きます。

    お渡しするもの:仕様書/平面詳細図/矩計図/展開図/家具図/構造図(耐震等級3)/エネルギー計算書/電気計画図/空調計画図

  6. 見積依頼・金額調整

    見積の妥当性を、第三者として精査します。これが設計事務所に頼む意味のひとつです。

    信頼している工務店にお願いしています。入札はしません。相見積を取れば安くなる、とは限らないからです。長く付き合える相手と組むほうが、結果として良い建物が、無理のない額で建ちます。

  7. 建築確認申請、各種申請

    確認申請、性能評価、補助金の申請などを進めます。ここで1〜2ヶ月かかることがあります。

  8. 請負契約・工程の確認

    工事のご契約は、お客様と工務店が直接結びます。私たちが第三者として家づくりに関わるためです。契約に立ち会い、工程を調整します。

    お客様には、つくる側だけでなく、設計者という、よりお客様に近い立場の人間がつきます。工事費の中に、私たちの利益は入っていません。

  9. 地鎮祭・着工、監理業務

    図面どおりに施工されているかを、現場で確認します。

  10. 完成、そのあと

    半年ごとに訪問します。住まい方やメンテナンスについて、お話ししながら。

どれくらいかかりますか

  1. 設計3ヶ月〜
  2. 施工(本体)半年
  3. 外構1ヶ月

申請の内容によって、ここに1〜2ヶ月が加わります。
ご相談から住みはじめるまで、だいたい1年とお考えください。

価格は、仕様によって変わります。ここに出した数字は、あくまでこれまでの実績の幅です。

ですから、まずはライフプランから。ご希望の仕様だと、どれくらいかかるのか。そして、その額でライフプランが成り立つのか。そこを一緒に確かめるところから始めさせてください。

ライフプランの相談をする

よくある質問

はじめに聞かれること

Q設計事務所に頼むと、高くなりますか。
総額で見ると、必ずしも高くなりません。

設計料は別途かかります。ただ、工務店やハウスメーカーに頼んでも、設計の費用は工事費の中に入っています。別の行で見えるか、見えないかの違いです。

そのうえで、設計事務所は工事を請け負わない第三者として、見積の妥当性と、図面のとおりに工事が進んでいるかを確かめます。資金計画から一緒に立てるので、建てたあとの光熱費まで含めた生涯コストで比べてください。

Q設計費はどうやって決まりますか。
床面積で決めています。1㎡あたり33,000円(税込)、最低300万円です。

工事費には連動しません。キッチンや床材のグレードを上げても、設計費は変わらないということです。設計にかかる手間は建物の大きさで決まるので、そこに合わせています。耐震等級3の構造計算、断熱等級6/7の設計、LCCシミュレーションを含み、確認申請などの手数料は別途です。

Q建物はいくらで建ちますか。
いま確定した坪単価はお出しできません。ただし、実績の幅は公開しています。

資材価格が動き続けているためです。代わりに、これまで実際に建てた家の工事費を最新の価格に置き換えて概算をお出しします。

直近5件(2025年12月〜2026年7月の契約・見積)の本体工事費は、施工床1坪あたり106万〜151万円(税込)でした。中央値は132万円です。良い数字だけを選んではいません。

条件によって、ここから上下します。同じ広さ・同じ仕様で条件だけを変えると、平屋で+13%、準防火地域で+4%、防火地域で+5%です。平屋がいちばん効きます。屋根と基礎が床面積あたりで倍になるからです。このほか、道路使用許可やガードマンが要る敷地では、別に数十万円かかります。

この坪単価は、建物本体だけの額です。仮設・基礎・木工事・屋根・外装・断熱気密・内装・窓と建具・キッチンや浴室などの住宅設備・給排水・電気・照明換気扇・現場管理費までを含みます。
含まないもの: 設計費/外構/太陽光発電/地盤改良/解体/擁壁/土地/登記・火災保険などの諸費用/家具・カーテン。これらは別に積み上げて、資金計画の中で全部お見せします。

※ 施工床とは、延床にロフトなどを加えた、実際に施工する面積です。同じ家でも延床で割ると数字が変わるので、基準を明記しています。

Q断熱性能はどのくらいですか。
近年の標準は断熱等級6〜7、Ua値0.19〜0.32です。

公開中の実例27件のうち20件でUa値を明記しています。気密は新築でC値0.5以下を標準、リノベーションでは1.0以下を目標とし、建てた家で実際に測ります。

Q土地が決まっていなくても相談できますか。
できます。設計相談は無料です。

むしろ土地を買う前に一度お話しできると、その土地でどんな家が建つか、総額がいくらになるかを一緒に確かめられます。

Q性能を体験できますか。
環境ゲストハウス「島韻Toinn」(江田島)に試泊いただけます。

断熱等級7・Ua値0.19の建物です。夏の夜や冬の朝の体感は、数値やカタログではわかりません。

Q工事はどこがやりますか。相見積は取りますか。
信頼している工務店にお願いしています。入札はしません。

相見積を取れば安くなる、とは限らないからです。設計事務所の評判は工務店のあいだで伝わります。無理を通す事務所からの見積依頼には、断れない付き合いのぶん高い額が返ってくる。結局、安くなりません。

私が入札をしないのは、その工務店を私が信頼していて、工務店も私を信頼してくれているからです。長く付き合える相手と組むほうが、結果として良い建物が、無理のない額で建ちます。

工事のご契約は、お客様と工務店が直接結びます。私たちが第三者として家づくりに関わるためです。

お客様には、つくる側だけでなく、設計者という、よりお客様に近い立場の人間がつきます。見積の妥当性を精査し、工事が図面どおりかを確かめるのが役目です。工事費の中に、私たちの利益は入っていません。

Qどのあたりまで対応できますか。
エリアは限っていません。いちばん遠いところで、愛知県東海市です。

広島県内が中心ですが、プレゼントデザインに興味を持っていただけたなら、どこへでも伺います。これまでに建てた場所は、広島市・廿日市市・福山市・尾道市・江田島市・東広島市・安芸郡熊野町、山口県長門市、そして愛知県東海市。

交通費は定額でいただいています。いちばん遠かった愛知県東海市で25万円でした。それより遠い場合は、ご相談させてください。遠いからといって、設計費そのものが上がることはありません。