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ウイルス対策の換気を最高効率にしよう! 室内環境のプロが答えます。

コロナウイルスの感染拡大によって、

「3密に気をつけよう!」という

話が盛んにいわれるようになりました。

 

3密とは、

・換気の悪い密閉空間

・多数が集まる密集場所

・間近で会話や発声をする密接場面

 

外出自粛が呼びかけられ、

自宅にいる時間が長くなっていますが、

家の中も家族が集まり暮らす場所です。

 

また、働く場所も

社員が集まり仕事をする場所になります。

 

こうした家族や仲間が集まる場所も

きちんと対策を考えないと

リスクが高いといえます。

 

3密にしないようにするには、

適切な換気を行うことが重要ですが、

「適切な換気」は空気の流れを

しっかりと理解することが大切です。

 

空気の流れを把握していないと、

汚れた空気を吸い込むことになり、

 

感染するリスクが高くなります!!

 

でもご安心ください。

ウイルス対策にちゃんと効果がある

換気を行えば、大丈夫です。

 

室内環境の専門家である川端が

きれいな室内環境を維持するための

換気のポイントを解説します。

 

外の風の流れを知る

窓からの換気を効率よくするためには、

建物の周りの風の流れをしることがとても重要。

 

 

 

上記は広島での風向きの表になります。

赤系が夏で、左側が昼間、

右が夜の風向きです。

 

この風をうまく室内に入れることができれば、

効果的に換気することが可能になります。

 

4月5月、花粉症でない方は窓を開けて

換気すれば、新鮮な空気を

取り込むことができます。

 

ただし、このグラフは注意が必要です。

観測所は広島市中区八丁堀ですので、

地域によって、風向きは変わってきます。

 

 

広島は川の多い街です。

日中は海風で、

川をつたって風が吹きますので、

場所によっては、東や西から

風がふきます。

 

このように私のように専門家であれば、

情報を入手して、風向きを予想できますが、

一般の方は難しいかと思います。

 

ですので、まずは窓を開けられて、

どこの窓が一番風が通るか

確認することが大事になります。

換気には出口と入り口が必要!

 

建物の中は風船とまでは行きませんが、

雨風をしのげる空間です。

 

そこに一方向から空気をいれるだけでは、

風船と同じように空気が

押し込まれいるだけですので、

換気としては働きません。

 

特に最近建てられた住宅や

マンションはある程度

気密性が高くなっていますので、

1箇所の窓では感染に有効な

換気をすることは難しいです。

 

 

上記の図のように、

できるだけ真正面の窓をあけると

効果的になります。

 

換気扇の有効利用

 

読んでいただいている方の中には、

ワンルームマンションなどで、

「そもそも窓が1箇所しかない!!」

という方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんな方へのアドバイス

 

 

住宅に限らす、事務所・オフィス・病院など、

必ず換気扇はあるはずです。

窓が一箇所しかなくても、

換気扇を動かすことにより、

換気を効率的に行うことができます。

 

換気扇の種類もご紹介しておきましょう。

まずはトイレの換気扇。

室内環境の考えで、

汚れた空気のでるところに、

換気扇を設置することが基本です。

 

そのため、多くのトイレは

換気扇がついているか、

もしくは窓があるはずです。

 

また、トイレの換気扇の多くは、

小さなものが多く、

24時間つけ放しにしていても、

電気代はあまりかかりません。

(一日2円程度 ※上記写真の機種の場合)

 

換気扇を回すときは、

可能であれば、トイレのドアを明けておくと、

より、効果的に換気ができます。

 

もし、トイレに換気扇がなく、

窓を開けておくのが難しい場合は、

最近の浴室には換気扇がついています。

 

浴室の換気扇は、

24時間換気機能がついている

ものもあります。

 

この24時間換気機能は、

少ない電気代で、換気をすることができる

お風呂を入った後の蒸気を換気するのとは

別の換気機能になります。

 

 

最近の浴室換気扇のリモコンは上記の

ような表示になっています。

 

赤い四角で囲まれているのが、

24時間換気のスイッチで、

多くの機種では長押しすることで、

24時間換気モードになりますので、

ご自宅の換気扇をご確認ください。

 

 

古いお家にお住みの方は、

トイレにも浴室にも換気扇がなく、

上記の写真のような

ガラリがついていることがあります。

 

このガラリは風向きによっては、

換気の効果はありますが、

換気をするための開口が小さく、

適切な換気量は期待できません。

 

その場合、台所の換気扇を利用することを

お勧めいたします。

 

 

レンジフードは調理時に使う

「強」「中」は大量の換気をするため、

電気代もかかり、音もうるさいですが、

「弱」は比較的、音も電気代も

抑えることができます。

 

それでも、一日回すと20円ほど

かかりますので、

トイレに換気扇を設置するほうが、

長期的には安価になります。

そもそも、、、掃除できていますか?

換気扇も窓の網戸も空気を通す道です。

 

そこがゴミやホコリで、詰まっていると、

そもそも風を通すことができませんし、

そのホコリの中にはウイルスが

あるかもしれません。

 

つまり、ホコリのついたままの網戸で、

風を通すと、

家中にウイルスをばらまくこと

になりかねません。

 

換気扇も網戸もきちんと掃除することが、

ウイルス対策の効率がよい換気に

つながります。

 

ちなみに上記写真のものが

ご自宅についていないでしょうか?

 

これは給気口といいます。

 

窓を閉めている時は、

この給気口からしか

新鮮な空気は入ってきません。

とても大事な場所です!!

 

よく探せば、ご自宅にこの給気口が

あるはずですが、

今までに外した人は、

もしかすると、多くないかもしれません。

 

 

 

 

上記はパナソニックの給気口の外し方です。

実は給気口の中にはフィルターがあります。

 

「知らなかった」という方は

この機会にぜひ掃除をしてください。

 

※メーカーによって、外し方が違いますので、

確認の上、外してください。

 

正しい隔離の方法

コロナウイルスに限らず、

インフルエンザ、

嘔吐下痢などの感染症にかかる。

 

もしくは、遠方の出張先や学校から帰り、

しばらく、隔離をしなければならない

ということが、最近では日常にも

起こり得るようになりました。

 

 

しかし、どこに隔離するかは非常に重要です。

これを間違えると、隔離しているはずが、

家族全体に感染することになりかねません。

 

家のどこに隔離者を置くべきか、解説します。

 

 

たとえば、上記のような間取りの場合を

考えます。

 

ヒントは先にもご紹介した

換気には入り口と出口があるということです。

 

この間取りの場合、

右上部にトイレがあり、

ここが換気の出口になります。

 

 

ちなみに寝室に感染した人を隔離すると、

窓や給気口から入った空気は、

階段廊下を通り、トイレに向かいます。

 

空気感染の可能性がないケースにおいても、

感染者がトイレのたびに、

廊下を通ることになりますので、

感染のリスクは高まることになります。

 

 

上記のように

東側の子供部屋に感染者を隔離すれば、

換気経路は他の人と

交差することはありません。

廊下にカーテンなどで

隔離すればより安心できます。

 

オフィスなどのリスク管理

 

非常時となっても、休むことが難しい

仕事場もあります。

その場合も、換気の空気の流れを

しっかりと把握することにより、

従業員の健康を守ることができます。

 

 

住宅と同じように窓からきれいな空気が入り、

トイレや台所の換気扇から排気されます。

 

この際、外から帰ってきた社員が

窓側にいると、衣類についた花粉や細菌が

建物全体に蔓延することになりかねません。

 

汚れている衣類をエアウォッシャーなどで、

弾き飛ばすのも、有効ですし、

できるだけ、外勤の方を

換気扇の近くに席をもっていくのも、

従業員の健康を守る上では有効かと考えます。

 

まとめ

最後にウイルス対策に有効な換気をするための

ポイントをまとめます。

 

1.風の入る窓を知る

2.換気は必ず入り口と出口をつくる

3.窓が2方向ない場合は、換気扇を利用

4.網戸と換気扇フィルターの掃除はこまめに行う

5.隔離する場合は感染者を換気扇の近くの部屋に

 

上記をしっかりと行い、

ウイルスにかかりにくい

室内環境をつくりましょう。

 

また、換気対策が万全でも

安心してはいけません。

 

最後に感染を防ぐのは

自分自身の抵抗力です!!

 

つまり、免疫力を上げておく事が重要!

 

免疫力を高めるためには

次のようなポイントがあります。

・質の良い睡眠を取る

・十分な休養でストレスを抱えない

・体温を下げない

 

これらは住環境が大きく影響します。

 

詳しくはこちらの記事で。

「免疫力を高める住環境のレシピ 〜室温編〜」