現在、私は自社物件で、江田島に高性能住宅が体験できる
ゲストハウスを建設中ですが、
いやーーー、とても値段が高いです。
先ほども、ある材料メーカーの営業さんとお話していたのですが、
「安い」が売りの建売会社などが、軒並み業績を落としているそうです。
もう、「安い」という武器は使えなくなっているわけです。
そこで、誰もが興味があるのが、
やはり補助金です。
特に、性能の良いものをつくりたいという人には
とても意味のあるのが、補助金です。
安く低品質なものではなく、
高く高品質なものを建てる人にでるのが補助金ですからね。
2025年度の補助金の素案が発表されたので、
解説していきたいと思います。
2024年度の補助金のおさらい。
来年度の補助金の前に、今年、2024年度がどんな補助金だったのかを
振り返りたいと思います。
簡単にいうと、
「若い人は応援するけど、子育て終わった人は、自分でなんとかしてね。」
という考えが見え隠れする補助制度でした。
新築の場合では、名前がそもそも
「子育てエコホーム支援事業」
ということで、18歳以下の「子育て」をしているか、
夫婦が40歳以下であるという、
なんとも不思議な年齢で区切られた補助制度です。
私は、現在高校生の双子がいますが、
これが大学に進学すると、補助対象から外れます。。。。
いや、一番お金がかかるときですけど、、、
という思いもありますし、
子育てが終わった人であったとしても、
終わっただけであって、子育てにお金をかけてきたわけなので、
その分け方はどうなんだと、個人的には思っていました。
ということで、これに当てはまらない方が、
経産省のZEH補助金か、LCCM住宅という補助金を選択する形と
なっています。
これらは必ず、1月末に竣工させないといけないということで、
タイミングが外れれば、かなり使いづらい補助金となっていました。
ということで、来年、どうなるか見ていきましょう。
2025年度は「子育てグリーン住宅支援事業」
なんと、また、
「子育て」
の文字があります。
また、大学生の子供がいる家庭や、40歳以上は使えないのか???
と思いきや、よく見ると、
「すべての世代」
という言葉があります!!!
お、全世帯対象の補助金がある。
でも、「GX志向型住宅???」
なんじゃそら、と思いましたが、
GXはDXからの日本独自の派生語で、
グリーントランスメーションのことです。
より、低炭素化をすすめようという意味ですね。
このGX志向型住宅の要件が
断熱等級6以上、、、、プレゼントデザインでは標準仕様。。。
再エネを除いたエネルギー削減率35%以上、、、、最新の屋代の家Ⅱは46%削減
再エネを入れた削減率100%以上、、、、屋代の家Ⅱ146%。
余裕でクリアされています。
しかも160万円でる!!!
数年前のグリーン化事業と同等の補助額。
本来、補助金は市場の性能の引き上げを目指して、
行われるわけですが、
プレゼントデザインの基本性能はすでにそれを上回っている。。。
どうせだったら、等級7くらいにしてほしかったものです。
等級7はプレゼントデザインでも、
建物形状によっては、Ua値0.28とかになり、
悩むことがあります。笑
何はともあれ、プレゼントデザインでは、
確実にこの補助金は獲得できそうです。
ただ、大きな問題。いつまで経っても、新築偏重。
上記はプレゼントデザインがリノベした、
能美歯科医院併用住宅の工事途中の様子です。
現在、建設費高騰で、中古住宅購入+リノベを検討されていますが、
なぜ、リノベになると補助金が下がるのか。
不思議でなりません。
確かに、新築よりもコストは下がるので、
費用負担は新築とは違うかもしれません。
しかし、2025年度の補助金の要件は、
すべて、断熱材、窓、高性能設備、太陽光発電を対象としています。
つまり、省エネに貢献する工事を行うので、
その省エネ費用負担額を、国が補助するというものです。
それについては、リノベも変わらないはずです。
ぜひ、リノベにも同様の補助額を出してほしいものです。
ちなみにリノベには長期優良住宅化改修工事という補助金もあります。
それはZEH補助金と同様に、スケジュールがタイトですので、
計画的に進める必要があります。
住まいは長時間使うもの、性能は減額しないで。
住まいを新築、リノベした場合、
30年はそこに住み続けるのが前提だと思います。
若い人なら、50年を超えてくらすことになります。
確かに今は住宅価格が高騰していて、
なかなか家づくりをスタートするには難しいタイミングと捉える人もいるかもしれません。
しかし、私はそうは思いません。
なぜなら、光熱費が上昇した今だからこそ、
高性能住宅の意義が、大きく広がったといえるからです。
これが2-3年前なら、このブログを見ても、
何も響かず、建売住宅を買うというのが当たり前だったかもしれません。
結果、その時に建売を買った人は、
今の光熱費上昇や、夏の酷暑化に苦しんでいるはずです。
時代が一歩進んだからこそ、
今の選択があるのではないかと思います。
もし、まだ迷いがあれば、
どのような性能の家を建てるべきか、まとめた
ブログを書いていますので、
お読みください。
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